冷蔵1週間/冷凍1か月

今日は、生トマトで作るトマトソースのレシピをご紹介します。
トマトソースのレシピは、トマト缶を使ったレシピを拙著でもご紹介していますが、今回ご紹介するレシピでは、生トマトを使って作ります。トマトの旨味とみずみずしさを丸ごといただきます。
生トマトを使うと、トマトによって、味の幅が出てしまいますので、その調整方法を詳しくご説明します。トマト缶を使って作る際の味調整のご参考にもなれば幸いです。
パスタソースにはもちろん、食パンに塗ってチーズとともにトーストしたり、お好みの具材とともにオーブン焼きのソースにしたりと、たっぷり活用できるソースです。
生トマトを大量に使いますので、トマトの大量消費メニューとしても活用いただけます。
レシピについて
生のトマトをすりおろし、にんにくの香りを移したオリーブオイルとともに煮ます。
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材料
4人分
- トマト 中8個(150g~160g×8個)
- にんにく 2片
- オリーブオイル 大さじ6(90ml)
- オレガノ※ 小さじ1
- 塩 小さじ1
※オレガノは、なければ省いても構いませんが、加えたほうが格段に風味良く、おいしく仕上がります。
8人分
- トマト 中16個(150g~160g×16個)
- にんにく 4片
- オリーブオイル 180ml
- オレガノ※ 小さじ2
- 塩 小さじ2
※オレガノは、なければ省いても構いませんが、加えたほうが格段に風味良く、おいしく仕上がります。
作り方
step
1トマトは皮ごとすりおろします。
この作業は、手順3でオリーブオイルとにんにくを温めている間に行うと効率が良いですが、無理しない程度に対応しましょう。
皮ごと使いますので、よく洗い、水気をしっかりと拭いてから、すりおろしましょう。
トマトはすりおろして使うことで、皮を湯むきしないでも、なめらかな舌触りに仕上がります。セラミックのすりおろし器が使いやすいです。また、多少皮が残っても構いません。しっかり煮込みますので、なめらかになります。
step
2にんにくはみじん切りにします。
にんにくの皮は、皮ごと上下を切り落とし、下側から皮をむくと、比較的むきやすいです。
step
3フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて、弱めの中火にかけます。
8人分を作る際は、4リットル以上の大鍋を使いましょう。
step
42分ほど経ち、にんにくの周りがふつふつと泡立ったようになったら、手順1のトマトをすべて加え、強めの中火にします。


step
5周りが沸騰したようになったら、オレガノを加え、全体を底からかき混ぜます。
一見沸騰しているように見えますが、この最初の沸騰の段階では、熱が均一に行き渡っていませんので、全体をよくかき混ぜます。
step
610分ほどそのままガーッと煮ます。このあたりで、泡が飛び跳ねるようになりますので、あればステンレスのざるで覆うとよいです。
ない場合は、半ぶたにして覆うとマシですが、水分を飛ばしながら煮ますので、完全に覆わないようにしましょう。
ずっとかき混ぜる必要はありませんが、このタイミングで一度底からかき混ぜておくとよいです。
step
7さらに10分ほど煮て、かさが最初の半分以下になり、全体がぽってりとして、泡立ちが小さくなったら、火加減を弱めの中火に弱め、全体を底からかき混ぜます。
step
8塩を加えて、全体をかき混ぜて、3~4分ほど煮ます。
だいぶ煮詰まってきていますので、鍋肌もヘラでしっかりとこそぐようにして、こびりつかないようにしましょう。
step
9ここで味見をします。トマトの酸味がきつい、旨味が少なく感じるようなら、砂糖(分量外)を4人分小さじ1、8人分小さじ2加え、全体をかき混ぜて1分ほど加熱してから味見をします。
砂糖は多くても4人分小さじ1+1/2、8人分は大さじ1までにしましょう。それ以上加えると、クドい仕上がりになってしまいます。
まだ物足りないようなら、次の手順をご参照くださいませ。
step
10もう少し、旨味を足したい場合は、みそ(分量外)を4人分小さじ1、8人分小さじ2加え、ダマにならないように溶きながら、全体をよくかき混ぜます。
みそとトマトは、とても相性が良いです。水っぽいトマトで作っても、旨味がしっかりと加わります。
みそは、これ以上加えると、塩辛さが勝ってしまいますので、記載の分量までにしましょう。
酸味は、出来上がって時間をおくと、柔らかくなりますので、もし、この時点で酸味がきつい場合でも、これ以上は調味しないようにしましょう。
step
11保存の際は、
粗熱を取ってから、充分に消毒した保存容器に入れて冷蔵庫で保存します。
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作り置きのコツ・ポイント
- トマトを煮込んでから10分ほどで、泡が飛び跳ねるようになりますので、あればステンレスのざるで覆うとよいです。ない場合は、半ぶたにして覆うとマシですが、水分を飛ばしながら煮ますので、完全に覆わないようにしましょう。
- 調味する頃はだいぶ煮詰まっていますので、鍋肌もヘラでしっかりとこそぐようにして、こびりつかないようにしましょう。
- 砂糖は多くても4人分小さじ1+1/2、8人分は大さじ1までにしましょう。それ以上加えると、クドい仕上がりになってしまいます。
- みそは4人分小さじ1、8人分は小さじ2までにしましょう。それ以上加えると、塩辛さが勝ってしまいます。
- 酸味は、出来上がって時間をおくと、柔らかくなりますので、もし、最後の時点で酸味がきつい場合でも、これ以上は調味しないようにしましょう。
- オレガノは、なければ省いても構いませんが、加えたほうが格段に風味良く、おいしく仕上がります。ただし、加えすぎると薬臭い残念な仕上がりになってしまいますので、記載の分量を超えないようにしましょう。
- 保存の際は、粗熱を取ってから、充分に消毒した容器に入れて、冷蔵庫で保存しましょう。
アレンジのヒント
- ・パスタ:トマトソースをフライパンで温め、煮立ったらバターを溶かし、スパゲッティと少しのゆで汁を加えて和え、ひと煮立ちさせます。このとき、輪切り唐辛子やあさりを加えても。また、パスタはペンネでもOKです。
- スープでのばし、お好みの野菜を加え、ミネストローネとしても。
- 食パンに塗って、チーズを乗せて、トースターで焼いても。お好みの野菜を乗せても。
- オムレツに添えても。
- オーブン焼きのソースとしても。なすやきのこ、蒸したじゃがいも、ベーコンなどがよく合います。
- ソースとして、グリルした肉や魚にかけても。
おすすめ食材、ツール
愛用品の一つ、柳宗理 手付きパンチングストレーナー23cmです。下ゆで時の水切りにはもちろん大活躍しているのですが、トマトソースを煮る際など、油がはねる調理は、これを鍋の上から被せて、はねを防止しています。ステンレスなので、もちろん熱に強く、汚れがサッと落ちるのも、とても重宝しています。
愛用品のゴムべらです。スケッパーの刃先のような薄さ、弾力性としなやかさがあり、また、耐熱温度が200℃なので、木ベラ代わりに炒め・かき混ぜに使え、また、こびりつきがちな調味料も、熱いうちに根こそぎ残らずいただくことができる、素晴らしい逸品です。
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