週末の作り置きの段取り・手順・金額

コラム 今週の作り置き 段取り・手順

週末の作り置きの段取り・手順・金額 ~家族同居編~

作り置きビフォーアフター
今回は、私が毎週日曜日に行っている、1週間の作り置きの段取りや手順、そして金額などをご紹介します。
ご参考になれば幸いです。

実はこの記事は、今年の6月末頃に書き始めていたのですが、その後、単身赴任が決まったため、書きかけで下書きのままにしていました。しかし、何人かの方から「ぜひ公開して欲しい」というご要望をいただいていたので、書き上げてみたものです。
この記事では、家族と住んでいて、たっぷり作る場合の内容をご説明します。
単身赴任編(分量的に2人暮らし~4人ご家庭もOK)は、こちらのページをご参照くださいませ。

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食べる人

全員が割と大食いです。子供2人+大人です。

上の子 大学4回生 肉好き大食い。野菜はマヨ味や濃い味、変わった味なら食べる。和食は苦手と思いきや、おせち料理、ししとうが大好き。
下の子 大学1回生 何でも食べる大食い。味見で作り置きが1品減る。あっさり味が好きと言いつつ、ご飯のお供に濃い味を好む。
フルタイムサラリー。1食で米1.5~2合食べる大食いの酒飲み。あっさり味が好き。
別居親 歯ごたえと油はクレームの嵐。だが食べる。

「大食い」とは、具体的には一般の方の2~3倍ほどの量を食べるかと思います。運動系の部活に所属している男子高校生程度ではないでしょうか。

ざっくり概要とタイムスケジュール

朝:買い出し&昼ごはん作成
昼:魚・野菜のおかず作成→肉のおかず&晩ごはん作成
夜:汁もの作成&炊飯器セット

9:45 - 11:30 買い出し・献立決め
11:30 - 12:30 昼ごはん(準備・片付け含む)
12:30 - 15:30 魚・野菜・海草のおかず作成
15:30 - 16:00 休憩
16:00 - 19:00 お肉のおかず&晩ごはん作成
19:00 - 20:30 晩ごはん(準備・片付け含む)
20:30 - 21:30 汁物の作成&炊飯器セット

こうやって書き出してみると、1日仕事ですね。6~7時間ほどを要していました。
「3時間じゃない!嘘つき!」という旨のご意見をいただくことがありますが、1品16~20人分を作っていたためです。ご容赦くださいませ。一般家庭の4人分でしたら、こちらの「単身赴任編」がご参考になるかと思います。

タイムスケジュールはあくまで目安です。その日の状況によっては、上記タスクの1コマずつ後ろにズレ込むこともありますが、自分なりのタスク1コマの目安を掴んでおくと、急な用事などが入っても、ゴールの目処がつくので、気分的にとても楽になりますよ。

段取り・手順 ~買い出しまで~

事前準備
買い出しまでに次のことを片付けておきます。順序は問いません。
・洗濯
・掃除
・シャワーと着替え
・メール・SNS
・食料チェック

洗濯物は朝、または前の晩に洗って干しておき、特に、「料理の合間に出来そうな」掃除・メール・SNSは、可能な限りで結構ですので、買い出し前に、難しい場合は調理前には必ず対応しておきましょう。
こうすることで、買い出しや、特に料理の時間が、うんと短縮できます。

特に女性はマルチタスクが得意とは言われますが、全く違うタスクへ移るときは、男性・女性問わず、最低時間で30秒間、脳の処理が停止すると言われています。
「いや仕事じゃないんだから、そこまで……」と思われるかもしれませんが、家族といる限り、家族からの問い合わせ窓口は、問いかけられたその人、つまりこれを読まれているあなたが担うことが大半です。

一日中キッチンに居るということは、家族にとって、「今日は一日中ここにいるから、何を話しかけてもいいよ、さあ今日はどんな話をしよう」と言っているのと同じです。
それは自分にとっては他愛もない、取るに足らない内容かもしれませんが、きっと子供や、パートナーにとっては、大切な内容だったり、雑談という大切な時間だったりするのです。それらをおろそかにせず、かつ調理に集中できるか、となると、実はなかなか難しいのです。他のことに気を取られず、家族と楽しく話しながら、「あー、この子たちにおいしい!と食べてほしいなぁ……」と、自然に心から思って料理に集中できるように、その他のタスクは、極力、完了させた上で調理に臨むのです。

また、業種によっては、休み中であろうと、仕事の緊急対応電話が入るかもしれませんので、なるべくバッファを設けておくことが大切です。そのためにも、余裕を持って、調理に取り掛かれるように準備しておきましょう。

なお、食品チェックは、スーパーの宅配やAmazon定期おトク便などを使い、出来るだけ調味料や乾物などは事前にストックしておくと、要領良く、経済的に準備することが出来ます。

段取り・手順 ~買い出し~

買い出し
フルタイムで働いている場合や、お子さんが小さい場合は、チラシを見ている時間もなかなか取れません。
その場合は、可能な限り、行きつけの店が開店する少し前には到着するようにしましょう。
日曜日の朝なら、だいたいのお店で、先着n名様限定特価や、朝市という名の午前中特価が開催されていることが多いです。

実は、全国ほとんどの卸売市場は、日曜日は開いていないため、特に生鮮食品は、日曜日の朝に仕入れたものが日曜日に並ぶということはありません。前日までに仕入れたものを販売しています。そのため、日曜は売りつくし目的の特価が開催されることが多いです。
ここで「えっそうなの?なんか騙された!」とは、決して思わないでいただきたいのです。
特にスーパーや魚屋で勤務されたことのある方ならお判りいただけるかと思いますが、店舗での食品保存技術は目を見張るものがあります。
私からすれば、あと数日は余裕で問題ないと思われる食品も、そのたった1日のために売りつくしてしまう大特価は、本当に助かります。
木曜日や金曜日にちょっと早めに仕事を上がれた際に、週末分の買い物をして保存しておくよりは、むしろ新鮮な食品が安価で手に入る日曜日は、我が家にとっては重宝しました。

私が家族と住んでいた際は、買い出しには3件を回っていました。

1件目 片道自転車15分のショッピングセンターへ向かい、その中でスーパー、カルディ、肉屋、魚屋の順に回る
2件目 荷物を置き、片道自転車5分の八百屋さんへ向かい、野菜、乾物と卵を買う
3件目 荷物を置き、片道自転車1分のドラッグストアヘ向かい、日配(豆腐、あげ、乳製品など)と日用品を買う ←←歩いて行けよ、と思われるかもしれませんが、重いので、荷台に積むために自転車を出します

これでだいたい、11時過ぎになっています。

段取り・手順 ~献立決め~

献立決め
帰って来たら、ある程度、献立を決めます。
私は、たんぱく質1に対して、野菜・海草・果物が4~5くらいの割合としています。

ここで確定させるのではなく、候補を多めに選んでおきましょう。
たとえば、鶏肉では4品選ぶけど作るのは2品、キャベツで3品選ぶけど作るのは1品、もやしが特価でたくさん買ったから4品、でも晩ご飯で鍋に入れたいから、そのうちのどれか2品くらいにしよう……といった具合に、あくまで余裕を持って決めておきましょう。
入念に準備していても、意図せず足らない食材や調味料があったり、家族からのリクエスト、気分や体調によって、作ろうと思っていても、その時その時でメニューを変更することがあるためです。

あと、これからしばらく煙草は吸うことが出来ません。
喫煙者の方は、この献立決めのタイミングでニコチンタールをたっぷりと補給しておくと良いでしょう。

段取り・手順 ~昼ごはん(準備・片付け含む)~

昼ごはん
ここで、家族が同居している場合は、先に昼ごはんを作りましょう。ただし、作り置きメニューに乾燥大豆やひよこ豆を使う場合は、前日から戻していないのであれば、この時点で熱湯に浸してから、昼ごはんに取り掛かりましょう。

我が家の、特に上の子はパスタ好きのため、ほぼ毎週パスタがリクエストに上がるのですが、パスタソースを作ったり、パスタを茹でたり、食器を用意したり、付け合わせのサラダやスープを用意したりすると、30分なんてあっという間です。
関西圏では日曜日の正午からネプリーグが放送されるのですが、それと同時に子供たちが昼ごはんを「いただきます」をすることが出来たら、気分はガッツポーズです。そんな週は、たいていのことがうまくいきます。

大食いは早食いです。
たいてい10分程度で食べ終わりますので、さっさと片付けましょう。
30分過ぎても食べ終わらない場合は、お皿を下げて、おやつ的なものと、新しい飲み物を置き、話をたくさん聞きましょう。それでお互い、おなかいっぱいになります。

きれいに片付けたら、さあ、作り置きの開始です。
大切な家族が1週間おいしく食べる食料を作るわけです。何よりも、キッチンをきれいに消毒してから始めましょう。

段取り・手順 ~野菜・魚系のおかず作成 その1~

青魚
まずは、足の速い、つまり痛みやすい青魚やレバー、もやし、青菜などの野菜から調理しましょう。

単純に考えると、「先に全品下ごしらえをして、調理をすれば良いのでは?」と思われるかもしれませんが、大量に調理する必要がある場合、何より、家庭のキッチンはそれほど広くありません。ですので、数品の下ごしらえを調理まで並べておけるスペースはないため、まず、痛みやすいものから調理していきます。

もし青魚やレバーを買っていたら、何を置いても真っ先に調理しましょう。
処理して火を通し始めたら、ごみをきれいに処理し、再びキッチンを消毒してから、次は野菜料理に移ります。
これで30~40分経っています。片付けと消毒が終わったら、無理せず少し休憩しましょう。

段取り・手順 ~野菜・魚系のおかず作成 その2~

野菜・海草の調理
もし、もやしがある場合は、野菜料理の手順で一番先に火を通しましょう。
青菜や根菜は、その日中に調理するのであれば、夕方以降でもまったく問題ありません。

下ごしらえをする場合は、スライサーで何品、包丁を使って何品、というように、切り方ごとに、それぞれの材料を分け置いておくと良いでしょう。

ひじき、切干大根などの乾物は、戻し過ぎることがないように、時間が来たらザルに開けておきましょう。

狭いキッチンは、切った食材を置くスペースと、下ごしらえをするコンロが、すぐにいっぱいになりますので、下ごしらえで火を通す→2~3メニュー分程度の材料を切る→火を通すか和えるなどの調理をする→冷ます、うまくこの手順を繰り返しましょう。
たとえば、2014年6月22日の作り置きでは、このタスクでは、次の手順で対応します。コンロがいっぱいになる、切った材料を置く場所がいっぱいになる、その目安ごとに手順をまとめてみました。

  1. チリコンカンの大豆を熱いスープに浸ける。さつまいものレモン煮を作る。野菜たっぷりポテトサラダのじゃがいもの下ごしらえをする。
  2. 夏野菜たっぷりラタトゥイユの材料を切りながら、順に火を通していく。さつまいものレモン煮が出来上がるので、冷ます。野菜たっぷりポテトサラダのじゃがいもが煮えるので、粉吹きにして酢を加え混ぜ、冷ます。
  3. キャベツとりんごのマリネと、野菜たっぷりポテトサラダの野菜を切り、それぞれを仕上げる。夏野菜たっぷりラタトゥイユを冷ます。
  4. 切干大根ときゅうりの中華サラダの切干大根を戻す。なすの煮びたしを作る。切干大根は戻しすぎないように、適宜ザルにあけておきましょう。
  5. 切干大根ときゅうりの中華サラダと、野菜たっぷりヤムウンセンの野菜を切り、切干大根ときゅうりの中華サラダを仕上げる。
  6. なすの煮びたしを冷ます。残ったきゅうりできゅうりの豆板醤漬けを作る。
  7. ひじきたっぷり炒り高野の、ひじきを戻す。チリコンカンの野菜を切る。「お肉のおかず」でフードプロセッサを使う場合は、それよりも前に、野菜のみじん切りをフードプロセッサで対応しておくほうが、洗い物がしやすいです。

手順の合間ごとに、都度、調理器具は洗ってふせておきましょう。水やお湯を切ろうとした際に、流しが汚れた調理器具でいっぱいになっていると、そこで手が止まってしまい、良いタイミングで下ごしらえを行うことが出来ず、仕上がりにも影響が出てしまいます。次の手順にすみやかに移れるように、調理器具はこまめに洗っておきましょう。洗った調理器具を使う場合、水滴は十分に拭き取ってから使いましょう。
出来上がったおかずは、充分に冷めたら、よく消毒した容器に入れ、冷蔵庫で保存します。

野菜・魚系のおかず作成のタスクは、上記手順で、大量に作る場合、3時間ほどあっという間に経ってしまいます。
ここで30分程度、ゆっくりと休憩を取りましょう。戻しておいたひじきは、適宜ザルに上げておきます。休憩の間に、洗濯物を取り入れてたたんだり、もし掃除が残っているのであれば、この間に片付けておき、よく手を洗って次の手順に移ります。

段取り・手順 ~肉のおかず・晩ご飯 その1~

肉の調理
我が家はたくさん食べるため、経済的な業務用の鶏胸肉を4~6kg購入していました。2kg680円ですので、4kg購入しても1,360円、税込みでも1,470円程度です。
これを、フードプロセッサにかけてひき肉にして野菜類と煮たり、つくねやナゲットを作ったり、包丁で切って焼いたり、日曜日の晩ご飯にも活用したりと、フル活用させます。

さきほど例にした2014年6月22日の作り置きでは、このタスクでは、次の手順で対応します。

  1. ひじきたっぷり炒り高野野菜たっぷりヤムウンセンチリコンカン、そして晩ご飯で使用する分の鶏むね肉は、皮を取り除き、フードプロセッサでひき肉にしておく(皮は保存袋に入れて空気を抜き冷凍、晩ご飯用のひき肉は冷蔵庫で保存)
  2. チリコンカンを作る。ひじきたっぷり炒り高野の高野豆腐をぬるま湯で戻し、具材を刻む。
  3. 鶏マヨの鶏肉を切り、下味に浸けて冷蔵庫に入れておく。ひじきたっぷり炒り高野と、野菜たっぷりヤムウンセンを作る。
  4. ひじきたっぷり炒り高野野菜たっぷりヤムウンセンチリコンカンを冷ましている間に、鶏マヨを作りながら、出汁巻き卵を作る。鶏マヨは、ゆっくり火を通しながら作りますが、焦げないように注意しましょう。
  5. 鶏マヨ、出汁巻き卵を冷ましながら、晩ご飯を作る。

もちろんこのタスクでも、手順の合間ごとに、調理器具は洗ってふせておき、すぐに使えるように、少しでもキッチンが広く使えるようにしておきましょう。
出来上がったおかずは、充分に冷めたら、よく消毒した容器に入れ、冷蔵庫で保存します。

段取り・手順 ~肉のおかず・晩ご飯 その2~

晩ご飯
我が家の日曜日の晩ご飯は、だいたい、鍋料理か、作り置きをかなり大量に作っておいたものか、というものです。鍋は子供たちからリクエストが上がるため、真夏以外はだいたい鍋料理の頻度も多いです。
鍋料理の場合は、さきほどの手順で作った鶏ひき肉でつくねを大量に入れたりしています。
出来るだけ、先の手順でまかなえることが出来るものを元に、野菜もなるべく無駄に残らないようなメニューにしています。

■おまけ:よく作る鍋料理

トマト鍋 トマト缶+めんつゆ+安価で入手できれば魚介類ベース。たっぷりの野菜とつくねを入れます。野菜は何でも合いますが、夏~秋はぜひ、なすがおすすめ。お好みでチーズをとろけさせましょう。写真のように、焼きたてのパンを添えて、スープに漬けながらいただいてもおいしいです。締めは玄米リゾットかパスタで。
スンドゥブチゲ 炒めた鶏ひき肉とねぎ+鶏がらスープの素+コチジャン+練りごま+ごま油+オイスターソース+粉唐辛子+酒+砂糖+しょうゆ+崩した豆腐でスープを作り、たっぷりの野菜とつくねを入れます。野菜にはぜひ、安価なねぎともやしを。締めは春雨か雑炊で。
塩鍋 ウェイパー+オイスターソース+しょうゆ+みりん+酒+塩でスープを作り、たっぷりの野菜とつくねを入れます。野菜には上記と同様、ぜひ、安価なねぎともやしを。真冬はささがきごぼう、白菜、水菜、春菊が合います。締めは春雨か雑炊で。
カレー鍋 インドカレー+めんつゆでスープを作り、たっぷりの野菜とつくねを入れます。焼きたてのナンを添えても、とてもおいしいです。締めは乾麺のうどんかリゾットで。

段取り・手順 ~汁物の作成&炊飯器セット~

汁物の調理
最後に、汁物を作ります。
なぜ最後かというと、鍋とコンロが占有されてしまうためです。作り置きの場合、汁物は、他のおかずを完成させてから、最後に作りましょう。

そして、炊飯器に翌日のお米をセットし、予約時間を確認して、完了です。
お疲れさまでした!!

概算金額

結論から述べますと、1か月あたり3.5~5.5万円程度です。年始年末、家族の行事、子供たちの誕生日付近は豪勢にしますし、また、子供たちがお友達を連れてきて、夕飯+朝食付きで宿泊することもあり、幅が出ますね。
ちなみに親子での外食は1~2年に1回程度です。

正直私は、「節約」にはあまり興味がありません。
ただ、単純にそう書いてしまうと、「なんだこのひと、節約無縁の金持ちか」とも見えがちですが、決してそうではありません。子供2人と親(衣食住含む)を扶養していますし、特に子供2人の大学の学費となると、ミニバンやコンパクトカーが購入できる程度の金額を半年ごとに一括で収める必要があるため、何も考えずお金を使っていると、とんでもないことになります。
また、全員がものすごく食べますので、1メニュー8~16人分ずつ作っているということもあり、節約を「目的」にはせず、「必要なものを確実に収めることが出来て、良いものを少しでも安くたくさん楽に入手するには、どうすれば良いか?」ということを、常に模索しており、次のようなことを実施しています。

■「100円」と「3,000円」を、ひとつの単位にします
たとえば、週に1回、買い出しをする際は、野菜1品は100円未満までをなるべく選ぶ、1回の合計額は3,000円台まで、ひと月12,000~16,000円を目安とします。
お米は白米5kg/1か月弱+玄米5kg/2ヶ月で月平均約3,000円、調味料&豆・麦を含む乾物や雑穀は、買いだめで月平均3,000円です。
そして、牛乳とヨーグルトなどの乳製品や特価まるごと野菜などの「重いもの」はネットスーパーで購入し、1回あたり3,000円まで×月平均3回まで、とします。

これらを最低守るラインとして、プラス「おいしいもの・食べたいもの」の幅を持たせています。ただし、やみくもに買う、安かろう悪かろうではなく、本当に美味しいと思えるもの&費用対効果をしっかりと下調べしてから買います。初めて購入する商品は、周りの評判が良くても、そのご家庭のお口に合うかどうかはわかりません。必ず少量購入して実際に食べてみてから、お徳用パッケージで購入します。

家計簿を見返してみると、買い物の回数が少ないせいか、毎日仕事帰りに買い物をしていた頃よりは、格段に食費が減っています。なのに、その頃よりは、確実にバランス良くたくさんの量を食べています。
つい余計なものを買わない、というのもあるかもしれませんが、一気に購入することで、グラム単価や1個あたりの単価が安くなることが、とても大きいのでは、思います。

■生活費は「袋分け」にします
私は、ほとんどの費用をクレジットカードで支払うので、現実には翌月に一括で引き落とされますが、考え方として「袋分け」をします。
たとえば、食費という「袋」には、あらかじめ4万円入れておき、その4万円から使う、ということです。
こうすると不思議と、その枠の中で使うようになりますし、余った分は、行事月や年末年始に回して、豪勢にパーッとおいしい食材を使った料理を作ったりします。

毎月の手取り枠で全費用をまるっと使うのではなく、あくまで小分けにして使う、ということです。
食料品を販売している店舗は、現金のみでの支払いが多いですので、まずは、食費のみ財布を分ける、というのも充分に有りだと思います。

■食材が余った!でも大丈夫。「愛菜果」の出番です
この緑色の袋に、どれだけ助けられたかわかりません。
私のように、週に1度しか料理をしない場合、食材が余ったら、次週まで品質を保てる自信はとてもありませんでしたが、この袋に入れておけば、丸ごとはもちろん、使いかけの野菜も、とんでもなく日持ちします。少なくとも1週間以上は余裕で持ちます。

これがあれば、日曜日以外の特価日に購入した野菜はもちろん、今週作れなかったという食材も、翌週程度なら余裕でツヤツヤ、シャキシャキのまま保存できるので、ものすごく重宝しています。
※ただし、もやしとレタスだけは、買ってすぐに調理するため、試したことはありません。青菜含むその他の野菜は、1週間何も変わりませんでした。すごい!!

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まとめ

家族の1週間の食事を作り置きするのは、1日仕事です。
要領よく行うには、次のポイントをおさえておきましょう。

  • 買い出しまでに、洗濯、掃除、シャワーと着替え、メール・SNS、食料チェックを片付けておく。
  • 週末の午前中に1週間分の買い出しをする。チラシを見ていなくても、日曜日の開店時に行けば何かが安い。
  • キッチンは都度消毒し、洗い物は都度行い、常にキッチンと調理器具や保存容器は清潔にしておく。
  • 当日は、まず豆類の下ごしらえをし、家族の昼ごはんはきちんと作る。
  • 足の速い、痛みやすい青魚やレバー、もやし、青菜などの野菜から調理する。
  • 下ごしらえで火を通す→2~3メニュー分程度の材料を切る→火を通すか和えるなどの調理をする→冷ます、うまくこの手順を繰り返す。
  • 肉料理と晩ご飯を同時進行で作り、最後に汁物と炊飯器をセットする。
  • 生活費の考え方は「袋分け」にし、食費は「食費の袋」からのみ使う。

いろいろ書きましたが、「大切な人に、おいしいものを作る」。
この思いがあれば、なんでもうまく、おいしくできますよ。

これらをすべて作るのは、大変かもしれませんし、そんなにたくさんを作る時間を割くことができないことも多いと思います。
でも、一品でも作っておけば、その週は、気分的にも体力的にも、そしてお財布にも優しくなります。
週末の作り置き、ぜひ、お試しくださいませ!