1週間の食事例 作り置きはこうしていただいています おもてなし版

コラム 1週間の献立

1週間の食事例 作り置きはこうしていただいています おもてなし版

いただきます
今回は、「1週間の作り置きを毎日どう食べているのか おもてなし版(夏)」を、来客時の夕食を中心にご紹介します。

とはいえ、いつもながらの遅筆で、シルバーウィークが始まってしまってからの掲載になってしまいました。。。

ですので、相変わらずご参考になるかあやしいですが、来客時や、週末のディナー、年末年始の連休などの段取りのご参考になれば幸いです。

食べる人のスペック

今回は、相方氏が4泊しています。

単身赴任中のフルタイムサラリー。女性ですが、一般の方の1.5~2倍ほどの量を食べる大食いの酒飲み。あっさり味が好き。
相方氏 お盆休みで上京したフルタイムサラリー。男性ですが、ダイエット中の女性に毛がはえた程度の少食。好き嫌い多し。野菜苦手。肉LOVE。

「“相方”という言い方ってどうなの?」と、たまに指摘されますが、私はシングルマザーでございまして。
相方氏とは約10年の付き合いですが、籍は入れてません&別世帯でして、まーこの歳で「彼氏」ってのもねぇ……、と、便宜上、相方としています。

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「作り置き」で「おもてなし」?

今回は、2015年8月10日の作り置きを元にご紹介します。

「そもそも、作り置きでおもてなしとか……。なんか手抜きみたいやし、劣化しそうやし……。」
そう感じるかもしれませんが、私は逆やと思うてまして、作って置いておく時間は、事前に仕込んで、ねかせる時間としてみています。

1)焼く・煮込んでからねかせることによって味が馴染むメニュー、2)じっくり調味料に漬け込んだ食材を、いただくその日に仕上げることが出来るメニュー、3)食材だけは購入しておき、さっと作れて、余れば作り置きとして活用出来るメニュー、この3つがあれば、時間のかかる料理もさっと準備出来て、豪華に、栄養バランス良く、おもてなしが出来ますよ。

今回は3日分の夕食をメインにして作りましたが、もちろん1日でも、同じ考え方で応用できます。

あとは、「おもてなし」ですので、栄養バランスも大切ですが、まず前提として、ゲストの好みを主軸にして、ゲストに喜んで召し上がってもらえる献立にすることが大切です。

ですので、今回は、相方氏の好みを重視しますので、たんぱく質と野菜なら、たとえば私のお気に入り夏メニューのような、

真夏のメニューより
こういうものではなく、

あっさり照り焼きチキン
こういうものを献立に含めます。

あと、肉料理でも、辛いものがNGなので本格タンドリーチキンチキンカレー、酢がNGなので鶏肉の南蛮漬けは除外です。
好き嫌いが多い=献立がかえって決めやすいのは、メリットなのかもしれません。

2015年8月11日(火)夕食

いきなりですが、うっかり全体の写真を撮り忘れました。。アーカイブの写真でご了承くださいませ。

ローストビーフ
レタスとツナとミックスビーンズの簡単チーズサラダ
夏野菜の揚げない揚げびたし

肉LOVEの上京初日の夕食ですので、ローストビーフは外せません。
あとは、「野菜って美味しいんやよ」が、より発揮できるであろうメニューで献立を作っています。
レタスとツナとミックスビーンズの簡単チーズサラダは、材料を買っておき、いただく前に用意しました。

おしながき
ローストビーフ
レタスとツナとミックスビーンズの簡単チーズサラダ
夏野菜の揚げない揚げびたし
最強飯

相方氏は、野菜が苦手ですので、夏野菜の揚げない揚げびたしに入っていた赤パプリカを指して、「これ……、トマトちゃうよね……?」と、最初は、おそるおそる食べてはりました。が、ご飯に合うとのことで、結構よーけ食べてはりましたね。

ところでこの週、おもてなしといいつつ、スープは作っていません。ラタトゥイユは作りましたが。
結構暑かったこと、アルコールを飲むこと、また、冷製スープにしようとも思いましたが、野菜苦手&トマトNGな人に冷製スープは拷問やろう、また、じゃがいも苦手な私がビシソワーズそんな飲まんしなぁ、と思い、やめました。

2015年8月12日(火)夕食

串
外食です。串焼きです。
四文屋 秋葉原店でいただきました。

以前、友人と行った、四文屋 中野北口店が、もうとんでもなく美味しくて、豚から鶏から1串100円、キャベツどーん!などボリュームたっぷりの野菜たちも100円、赤ワインがまるで日本酒を注ぐようにコップになみなみと注がれる、オーダーから出来上がりまで速い、雰囲気最高と、もう夢のような素晴らしいお店でしたので、またぜひ行きたいなぁ……と思っていたのです。

とはいえ、せっかくの相方氏上京です。
レストランでも予約しようかと、だいぶ色々と2人で検討したのですが、かたや少食で好き嫌いが多く肉好き、かたや大食いで1人前では足りない、そんな2人が満足するのは、美味しく安価な串焼きやなぁと。

で、中野ちょっと遠いしなぁ……、と思っていたのですが、昼間に行く秋葉原にあるとのこと、これは!と思い、開店16:30同時に入りました。

2人で1万円弱の、とても素敵な大満足ディナーでした。串焼き、最高です!!

2015年8月13日(水)夕食

2015年8月13日(水)夕食
肉料理第2弾、漬け込んでおいた、あっさり照り焼きチキンの出番です。いただく前に焼き上げました。
材料さえ買っておけば、切って和えるだけで彩り良く出来上がる、アボカド・トマト・グレープフルーツのサラダも、とても重宝します。

おしながき
あっさり照り焼きチキン
アボカド・トマト・グレープフルーツのサラダ
夏野菜たっぷりラタトゥイユ
最強飯ひじきたっぷり炒り高野の混ぜご飯

トマトNGな相方氏ですが、ラタトゥイユはOKとのこと、結構食べてくれはったので良かったです。ホッとしました。
あと、アボカドとグレープフルーツのみ食べてはりましたね。トマトは私の担当です。

ところで私は、なんかもーちょい食べたかったので、

冷奴に山形のだしたっぷり
冷奴に、山形のだしをたっぷりかけていただきました。デザートですね。

2015年8月14日(木)夕食

2015年8月14日(木)夕食
最後の夕食は、肉料理第3弾、蒸し鶏の梅和えをメインに、全体的にあっさりと、ガッツリいただける献立です。「酒の肴スペシャル版」ですね。

おしながき
蒸し鶏の梅和え
夏野菜の揚げない揚げびたし
玉ねぎたっぷりドレッシングでミックスビーンズのグリーンサラダ
山形のだしを冷奴にたっぷりかけて
最強飯ひじきたっぷり炒り高野の混ぜご飯

普段ほとんどあまり野菜を食べない相方氏、「なんかすごく体調が良い」とのことで、結構むしゃむしゃ食べてはりました。
ただし、きっとこの献立を初日に出すと、「え~……」となっていたと思います。

朝食は?

相方氏は朝食を食べます。
写真を撮り忘れましたが、食パンにラタトゥイユととろけるチーズを載せて焼いたものです。

……が、「朝から野菜はキツい」とのことでしたので、翌日からは食パン+チーズを焼いたものになりました。。

昼食は?

連日、朝からすぐに出かけて東京めぐりをしましたので、昼食は外食です。

まずは、手打ち蕎麦屋さんを探します。
全日程の写真を撮っていないのですが、たとえば、

手打ち蕎麦
これは小松庵総本家(東京スカイツリータウン・ソラマチ店)です。駒込にある、とても美味しいお蕎麦屋さんなのですが、スカイツリーにもある!ってことで行きました。

ちなみに今年、有馬温泉に行った際も、手打ち蕎麦をいただいています。

手打ち蕎麦
有馬温泉の、むら玄です。濃厚な蕎麦湯まで余すところ無く美味しくいただけました。

「なぜ手打ち蕎麦屋?」理由は、蕎麦が好きなこと、あと、自分で作れないからですね。
丁寧に麺を打って、だしを取る。年中新鮮な薬味を揃える。少しとろみのある蕎麦湯を美味しくいただく。こんなことは絶対に出来ないからです。
「だったらラーメンでもえぇやんか」、と思われるかもしれませんが、蕎麦と蕎麦湯が大好きなんです。

同じ理由で、串焼きも大好きですね。
家のガスレンジで美味しい串焼きを作るのは、だいぶ困難です。100円やそこらで、あんなにたくさんの肉や野菜をアツアツで美味しくいただけるのは、串焼き屋さんだからこそやと思うています。

「それこそレストランに行けばいいのに」はい、自分でもそう思います。が、当然とても高いので、まったく行けていません。
毎年夏に、温泉街の料亭旅館で舌鼓を打っており、その美味しさを1年間かみしめるように大切に思い出しながら、日々生活しています。

アルコールは?

いつもは焼酎ロックをいただいていますが、こういうハレの日は、ワインがいいですね。
東京に来てから、ワインはこれ一択です。500円台でコープで見つけてから、もうすっかり大好きになりました。

サンタ・ヘレナ・アルパカ シャルドネ・セミヨン 750ml
チリワインの白です。少し甘めの柔らかい香りなのに、すっきりとコクが同居した味で、うっかりゴクゴク飲めるワインです。
月刊誌「一個人」の2013年11月号掲載企画「1500円以下の赤・白極旨ワイングランプリ」で1位に選ばれたのも、とてもよくわかります。

フルーティーな日本酒を彷彿させるような味わいですので、和食の献立にもとてもよく合います。ですので、特に私のような和食好きにはたまらないワインではないでしょうか。

私はボトル1本は開けますので、毎日飲むとなるとさすがに高いですが、こういったハレの日には、アルパカの白を冷やしていただいています。

最後に

いろいろ書きましたが、作り置きでおもてなし、ポイントは次のようなことでしょうか。

  1. 「作り置き」というより、作って置いておく時間は、事前に仕込んで、ねかせる時間として使います。
  2. 1)焼く・煮込んでからねかせることによって味が馴染むメニュー、2)じっくり調味料に漬け込んだ食材を、いただくその日に仕上げることが出来るメニュー、3)食材だけは購入しておき、さっと作れて、余れば作り置きとして活用出来るメニュー、この3つがあれば、時間のかかる料理もさっと準備出来て、豪華に、栄養バランス良く、おもてなしが出来ますよ。
  3. 栄養バランスも大切ですが、まず前提として、ゲストの好みを主軸にして、ゲストに喜んで召し上がってもらえる献立、そしてもちろん、自分も楽しく美味しくいただける献立にしましょう!

以上、お粗末さまでした。
では、これからもよろしくお願いします。