白菜と鶏むね肉の酒蒸し生姜スープ

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白菜と鶏むね肉の酒蒸し生姜スープ

冷蔵4日/冷凍1か月

白菜と鶏むね肉の酒蒸し生姜スープ

今日は、白菜をたっぷりといただくスープのレシピをご紹介します。

たっぷりの白菜と鶏むね肉を酒蒸しにして作ります。水は加えず、白菜からたっぷりと出る水分を、まるごとスープでいただきます。

硬くなりやすい鶏むね肉は、片栗粉をまぶして、具材と一緒に蒸し煮にすることで、ふんわり、もちもちに仕上げます。

鶏肉の旨味たっぷり、やさしい味わいのスープです。しょうがを使った、とろみのある仕上がりですので、体の芯から温まります。

最小限の材料でのご紹介です。いろいろな具材や香辛料が合いますので、お好みの具材を加えて鍋料理としても活用できます。

レシピについて

細切りにして片栗粉をまぶした鶏むね肉、刻んだ白菜、調味料を入れ、煮込んで出来上がりです。

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材料

4人分

  • 白菜 1/2個(1300g目安)
  • 鶏むね肉 2枚(300g目安×2)
  • 片栗粉 大さじ4
  • ■合わせ調味料
  • 酒 200ml
  • 鶏ガラスープの素 大さじ2
  • しょうゆ 小さじ4(20ml)
  • しょうがすりおろし 大さじ1(3~4cm角1片分)

8人分

  • 白菜 1個(2600g目安)
  • 鶏むね肉 4枚(300g目安×4)
  • 片栗粉 大さじ8
  • ■合わせ調味料
  • 酒 400ml
  • 鶏ガラスープの素 大さじ4
  • しょうゆ 大さじ2+小さじ2(40ml)
  • しょうがすりおろし 大さじ2(5~6cm角1片分)

作り方

step
1
鶏肉は流水で洗い、水気を拭きます。

鶏肉は、水洗いして水気を拭いてから調理すると、臭みが取れます。

鶏肉鶏肉

step
2
皮は、はいでからひと口大に切ります。キッチンバサミを使うと切りやすいです。

皮を料理に含めるのは苦手という方も、捨てるのではく、ぜひ、別の料理に活用しましょう。鶏皮を使った作り置きレシピはこちらでご紹介しています。

皮は冷凍することも出来ます。水分をキッチンペーパーで拭き取り、ラップにぴっちりと包み平らにしてから急速冷凍すると良いです。

鶏肉鶏肉

step
3
7mm厚さ程度(人差し指の半分の幅目安)の、薄め大きめひと口大のそぎ切りにし、さらに1.5cm幅(人差し指の幅目安)に切ります。鶏肉の繊維を断ち切るように、包丁の刃を右側に寝かせるように当てて、手前に引くようにして切ります。

刺身のように切ってから、さらに細切りにするイメージです。鶏肉の繊維をできるだけ断ち切ることで、柔らかく仕上げます。

「そぎ切り」とは、厚みのある材料を、そぐように切って、厚みをそろえる切り方のことです。
今回のように鶏むね肉をカットする際や、野菜では、キャベツの芯に近い硬い部分や、同様に白菜の芯に近い白い部分をカットする際は、ぜひ、この「そぎ切り」をおすすめします。

鶏肉鶏肉
鶏肉鶏肉
鶏肉鶏肉

step
4
鶏むね肉に、片栗粉をもみこむようにして、一つひとつ、よくほぐしながら、まぶしつけます。

鶏むね肉に片栗粉をまぶすことで、鶏むね肉にボリュームを持たせ、旨味を閉じ込めます。最後に合わせ調味料を加えて炒めると、少しとろみが付いて全体的にまとまります。作り置きして時間が経っても余分な水気が出にくくなり、また、「硬い干し肉」状態になることを防ぎます。
写真は直接手で片栗粉をもみ込んでいますが、ポリ袋に入れて行っても構いません。

このレシピでは、私の他の鶏むね肉レシピよりも、油と片栗粉が少し多めですが、ケチらずに使いましょう。繊維を断ち切った鶏肉を片栗粉でコーティングすることで、柔らかく仕上げます。

鶏むね肉鶏むね肉
鶏むね肉鶏むね肉

step
5
ここまでの手順で、鶏肉に付着しているカンピロバクターが飛散しています。食中毒を防ぐため、シンク、まな板はしっかりと洗浄し消毒しましょう。

鶏肉を洗った際にシンクに飛び散ったり、まな板に付着していますので、しっかりと洗い、消毒しましょう。消毒は熱湯を回しかけるか、手軽で確実なアルコール消毒がおすすめです。

シンクまな板

step
6
白菜は1/4個幅に切り芯を取り除き、白菜の繊維と垂直方向に、1.5cm幅程度(人差し指の幅目安)の細切りにします。

白菜の芯は、使用しません。芯の形に沿って、包丁の先で深く切れ目を入れると、うまくくり抜くことが出来ます。
芯の近くは、特に泥が付いていることが多いです。芯を取り除いたら、今一度、よく洗い流しましょう。

切ったそばから、フライパンか煮込み用鍋に入れていくとよいです。

白菜白菜
白菜白菜
白菜白菜

step
7
フライパンか煮込み用鍋に、手順6の白菜を半量入れ、手順5の鶏むね肉を広げ入れて、合わせ調味料を加え、残りの白菜を上に乗せます。

8人分を作る際は、5リットル以上の大鍋を使うと良いです。
白菜の半分が切れたら、この手順に取り掛かり、鶏むね肉と合わせ調味料を入れたら、残り半分を切って重ねると良いです。

鶏むね肉は、多少くっついたり重なったりしても構いません。あとの工程で、はがれます。

白菜白菜
白菜白菜
白菜白菜

step
8
ふたをして、強めの中火にかけます。

白菜のカサが多く、ふたが閉まりにくい場合は、柄付きの重めの丼やスープボウルなどを被せておくとよいです。その際、蒸気をふさがないようにしましょう。

もし白菜が入りきらなかった場合は、手順10で加えるとよいです。

白菜

step
9
15分ほど経ち、充分に蒸気が立ったら中火にし、具材をほぐしながら全体を底からかき混ぜ、できるだけ白菜全体が煮汁に浸かるようにして、

白菜白菜
白菜白菜

step
10
再びふたをして、中火のまま9~10分蒸し煮にします。

白菜白菜

step
11
底から、ざっと全体をかき混ぜて出来上がりです。

最後に味をみて、薄いようならしょうゆで整えます。小さじ1/2程度の量から加え、全体をかき混ぜてなじませてから、味をみて調整しましょう。

白菜白菜
白菜白菜

step
12
保存の際は、

粗熱を取ってから、充分に消毒した保存容器に入れて、冷蔵庫で保存しましょう。

スープですので、汁気が多い仕上がりです。周りを水で冷やしながら、中身が空気にふれるようにかき混ぜて急冷することで、食中毒を防止することができます。水で冷やして10~15分ほど置いておくと、粗熱が取れます。

保存します。保存します。

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作り置きのコツ・ポイント

  • 鶏肉は水洗いして水気を拭いてから調理すると、臭みが取れます。皮は、キッチンバサミを使うと切りやすいです。
  • 鶏むね肉を刺身のように切ってから、さらに細切りにするイメージです。鶏肉の繊維をできるだけ断ち切ることで、柔らかく仕上げます。
  • 「そぎ切り」とは、厚みのある材料を、そぐように切って、厚みをそろえる切り方のことです。今回のように鶏むね肉をカットする際は、ぜひ、この「そぎ切り」をおすすめします。
  • 鶏むね肉に片栗粉をまぶすことで、鶏むね肉にボリュームを持たせ、旨味を閉じ込めます。最後に合わせ調味料を加えて炒めると、少しとろみが付いて全体的にまとまります。作り置きして時間が経っても余分な水気が出にくくなり、また、「硬い干し肉」状態になることを防ぎます。
  • 白菜のカサが多く、ふたが閉まりにくい場合は、柄付きの重めの丼やスープボウルなどを被せておくとよいです。その際、蒸気をふさがないようにしましょう。
  • 最後に味をみて、薄いようならしょうゆで整えます。小さじ1/2程度の量から加え、全体をかき混ぜてなじませてから、味をみて調整しましょう。
  • 保存の際は、粗熱を取ってから、充分に消毒した容器に入れて、冷蔵庫で保存しましょう。
  • スープですので、汁気が多い仕上がりです。周りを水で冷やしながら、中身が空気にふれるようにかき混ぜて急冷することで、食中毒を防止することができます。

アレンジのヒント

  • 一緒に加えておいしい具材:長ねぎ/青梗菜/水菜/お好みのきのこ類/豆腐/厚揚げ/薄揚げ/お好みの魚介類/れんこん(すりおろす)
  • 一緒に加えておいしい香辛料・香味野菜:こしょう/にんにく/赤唐辛子
  • 仕上げに加えるか、食卓で添えても:ごま油/一味唐辛子/青ねぎ小口切り
  • 鶏むね肉と差し替えても:ささみ
  • うどんを入れても。

おすすめ食材、ツール

料理酒はタカラ「料理のための清酒」を愛用、1.8リットルパックで購入しています。塩分が含まれていないこと、また、飲むお酒では抑えられている雑味の中に含まれている、調理には有効な旨味成分を引き出すよう、独自の酵母で造られた清酒ですので、味のバランスが崩れず、ふんわり、まろやかに仕上がります。

料理に使う酒は、ぜひ、アルコール入り、食塩無添加の酒を使いましょう。
酒は、材料の臭みを消したり、材料を柔らかくしたり、さっぱりとした甘味を付けたり、野菜の煮物にコクを付けたりと、その役割はとても大きいです。


ユウキの無添加鶏がらスープの素は、顆粒タイプでサッと調味料や具材に溶けて馴染むので、とても使いやすく、クセがなく素材の味が引き立ち、旨味とコクが出ますので重宝しています。ガラス瓶ではなくプラスチックの容器ですので、軽く扱いやすい商品です。

私はこちらの700g袋入りをamazon定期おトク便で購入し、上記の容器に詰め替えて使っています。詰め替えた残りは冷凍庫に保存しています。


しょうゆはここ2年ほどで、「ヤマサ醤油 鮮度生活 特選丸大豆しょうゆ」に落ち着きました。使い終わりまでずっとしょうゆの色が、おろしたての淡く赤い色、旨味と香りを保つのが、とてもうれしいです。

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