冷蔵1週間
今日は、塩昆布を使って作る、いかにんじんのレシピをご紹介します。
ポリポリ食感のにんじんと、するめいかの歯ごたえと旨味が楽しめる、おせち料理にも用いられる福島県の郷土料理です。
干しするめいかは、あたりめや刻みするめなど、あらかじめ切ってあるものを使い、昆布は塩昆布を使うことで、手軽に作ります。
浅漬け感覚の、あっさり、すっきりとした味わいで、ミネラルたっぷり、たんぱく質も摂れるおかずです。
酒の肴にはもちろん、常備菜として副菜やお弁当のおかずにも、ぜひご活用くださいませ。
レシピについて
細切りにしたにんじんとするめいかを、塩昆布と調味料に漬け込みます。
漬け込んでから6時間(半日)後くらいから、おいしくいただけます。
以前よりご紹介しているレシピを整理しました。
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材料
4人分
- にんじん 2本(150~200g×2本)
- 干しするめいか※ 30g
- 塩昆布 大さじ3(15g)
- ■合わせ調味料
- 酒 50ml
- 酢 大さじ2(45ml)
- みりん 大さじ1(15ml)
- しょうゆ 小さじ1(5ml)
※あたりめ、さきいか、刻みするめ、どれでも構いません。また、干しするめいかの胴体をキッチンバサミで細切りにしても構いません。
8人分
- にんじん 4本(150~200g×4本)
- 干しするめいか※ 60g
- 塩昆布 大さじ6(30g)
- ■合わせ調味料
- 酒 100ml
- 酢 大さじ4(90ml)
- みりん 大さじ2(30ml)
- しょうゆ 小さじ2(10ml)
※刻みするめ、あたりめ、さきいか、どれでも構いません。また、干しするめいかの胴体をキッチンバサミで細切りにしても構いません。
作り方
step
1合わせ調味料の材料を鍋に入れて中火にかけ、沸騰したら弱火にし、2分沸騰させてアルコール分を飛ばして、火を止めてそのまま冷ましておきます。
アルコール分を飛ばすことで、えぐみや苦味を取り除きます。
step
2にんじんは洗い、キッチンペーパーや乾いた清潔な布巾で、水気をよく拭き取ります。
多少重めでも問題はありませんが、2割増程度までにとどめたほうが、味付けがぼやけることがなく、うまく仕上がります。
このレシピは、加熱する工程がありません。水気は雑菌繁殖の元となり、保存の大敵ですので、しっかりと拭き取っておきましょう。
step
3皮ごと5~6cm長さ×3mm幅の細切りにします。まずヘタを切り落とし、5~6cm長さ(指4本分の幅目安)に切り、3mm幅(人差し指の1/5幅を目標)程度に切り、横に並べて、端から3mm幅に切っていきます。
多少太め(5mm)でも構いません。歯ごたえが出ておいしいです。ただし、あまり太くしすぎると、漬かりにくくなりますので、その点はご注意くださいませ。
たくさん重ねて切るとズルッとすべって非常に危険ですので、重ねても3枚程度にし、並べて切りましょう。
step
4丈夫な袋に、手順6のにんじんを入れます。刻みするめ、塩昆布をほぐしながら加え、手順2の合わせ調味料を加えます。
袋がない場合は、大きめのボウルを使っても構いません。また、8人分を作る際は、袋を2枚使って4人分ずつ2セットにするか、大きめ(5リットル前後)の鍋を使うと良いです。それらの場合、使い捨て手袋をはめて調理すると、衛生的に安心です。
塩昆布は重さを量りながら加えると、確実に味が決まります。
合わせ調味料は、粗熱が取れてから加えましょう。熱いまま加えると、具材に中途半端に火が通ってしまい、ムラのある仕上がりになってしまいます。また、作り置きとしての日持ちも悪くなってしまいます。
step
5空気抜きとして、袋の口は1/4ほど開けておき、袋の上から、全体をよくもみます。
全体を振って調味料を行き渡らせ、時々底を真下からポンポンとたたくようにしながらもむと、全体がよく混ざります。
step
6冷蔵庫で6時間(半日)以上ねかせます。
時間が経つほど味がなじみます。
袋のまま保存しても構わないのですが、充分に消毒した保存容器に移し替えて保存することをおすすめします。理由は、保存中に調味料が漏れるなどの思わぬ事故を防ぐためです。また、保存容器のほうが、袋よりも取り出しやすいです。
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作り置きのコツ・ポイント
- にんじんは、豊作の年はかなり太くなりますので、1本で300g超えになります。念のため重さを量るとよいです。多少重めでも問題はありませんが、2割増程度までにとどめたほうが、味付けがぼやけることがなく、うまく仕上がります。
- にんじんの細切りは、多少太め(5mm)でも構いません。歯ごたえが出ておいしいです。ただし、あまり太くしすぎると、漬かりにくくなりますので、その点はご注意くださいませ。
- にんじんを細切りにする際、たくさん重ねて切るとズルッとすべって非常に危険ですので、重ねても3枚程度にし、並べて切りましょう。
- 合わせ調味料は、粗熱が取れてから加えましょう。熱いまま加えると、具材に中途半端に火が通ってしまい、ムラのある仕上がりになってしまいます。また、作り置きとしての日持ちも悪くなってしまいます。
- 時間が経つほど味がなじみます。袋のまま保存しても構わないのですが、充分に消毒した保存容器に移し替えて保存することをおすすめします。理由は、保存中に調味料が漏れるなどの思わぬ事故を防ぐためです。また、保存容器のほうが、袋よりも取り出しやすいです。
アレンジのヒント
- 加えておいしい具材:輪切り唐辛子/いりごま/大根/切干大根/刻み昆布
- いただく際、オリーブオイルやマヨネーズをかけると、サラダ感覚でいただけます。
おすすめ食材、ツール
塩昆布は業務用がコストパフォーマンス良しです。ジップロックに移し替えて使っています。このお品は少し昆布が細かいのか、食材となじみやすいので気に入っています。
内堀醸造の米酢は、酸味が強すぎず、まろやかで、優しいのにコクがある味ですので、口当たりがやわらかく、酢が苦手な方でも食べやすいと思います。酢の物、ドレッシングや煮物などにも、たっぷり使っても尖った味にならず、とてもまろやかな仕上がりとなります。
しょうゆはここ2年ほどで、「ヤマサ醤油 鮮度生活 特選丸大豆しょうゆ」に落ち着きました。使い終わりまでずっとしょうゆの色が、おろしたての淡く赤い色、旨味と香りを保つのが、とてもうれしいです。
みりんは、タカラの本みりんを愛用しています。スーパーで安価に入手できて、まろやかな甘味や照りが付くので、ずーっと使用しています。
料理酒はタカラ「料理のための清酒」を愛用、1.8リットルパックで購入しています。塩分が含まれていないこと、また、飲むお酒では抑えられている雑味の中に含まれている、調理には有効な旨味成分を引き出すよう、独自の酵母で造られた清酒ですので、味のバランスが崩れず、ふんわり、まろやかに仕上がります。
料理に使う酒は、ぜひ、アルコール入り、食塩無添加の酒を使いましょう。
酒は、材料の臭みを消したり、材料を柔らかくしたり、さっぱりとした甘味を付けたり、野菜の煮物にコクを付けたりと、その役割はとても大きいです。
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