冷蔵4日/冷凍1か月
今日は、クリームシチューのレシピをご紹介します。
ルウを使わずに作るシチューです。
たっぷりの具材をバターで蒸し焼きにし、じっくりと旨味を引き出して、コクたっぷり、まろやかな味わいに仕上げます。
具材にはじゃがいもを使っていませんので、手早く火が通り、冷凍保存も可能です。
もちろん、お好みの具材を加えても良いですし、作り置いておけば、チーズなどを加えて、グラタンやドリア、リゾットなどにも活用できます。
レシピについて
鶏肉に焼き色を付けてから、具材をバターとともに蒸し焼きにし、薄力粉を加えてスープで伸ばし、牛乳を加えて仕上げます。
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材料
4~6人分
- 鶏もも肉 2枚(300g目安×2)
- 薄力粉(鶏肉用) 大さじ1
- 玉ねぎ(または新玉ねぎ) 1個(200~300g×1)
- にんじん 1本(150~200g×1)
- キャベツ 大4枚(40~50g×4)
- 牛乳 300ml
- バター 40g
- 薄力粉 大さじ3
- サラダ油 小さじ2(10ml)
- ■合わせ調味料
- 水 300ml
- 顆粒コンソメスープの素 小さじ2(固形なら1個)
- 塩 小さじ1/2
- こしょう(粗挽き、粉末、どちらでも構いません) 小さじ1/4
8~12人分
- 鶏もも肉 4枚(300g目安×4)
- 薄力粉(鶏肉用) 大さじ2
- 玉ねぎ(または新玉ねぎ) 2個(200~300g×2)
- にんじん 2本(150~200g×2)
- キャベツ 大8枚(40~50g×8)
- 牛乳 600ml
- バター 80g
- 薄力粉 大さじ6
- サラダ油 小さじ4(20ml)
- ■合わせ調味料
- 水 600ml
- 顆粒コンソメスープの素 小さじ4(固形なら2個)
- 塩 小さじ1
- こしょう(粗挽き、粉末、どちらでも構いません) 小さじ1/4
作り方
step
1玉ねぎは半分に切り、繊維に沿って、5mm幅程度(人差し指の幅の1/3目安)に切ります。
手順1~3で野菜の下ごしらえをします。これらの作業は、手順8で鶏肉を焼いている間に行うと効率が良いですが、無理しない程度に対応しましょう。
玉ねぎの皮は、皮ごと半分に切ってから、上下を切り落とし、下側から皮をむくと、比較的むきやすいです。
step
2にんじんは皮ごと、ひと口大の乱切りにします。
にんじんは皮ごと使いますので、よく洗いましょう。
乱切りは「回し切り」ともいいますので、にんじんを回しながら切っていくとよいです。
step
3キャベツはひと口大(3~4cm角目安)の、ざく切りにします。
芯に近い固い部分は、そぎ切りにするとよいです。包丁の刃を右側に寝かせるように当てて、手前に引くようにして切ります。
3~4cm幅は、指2本分の幅を目安にすると良いです。端から指2本分の幅を目安に切っていき、90度回転させ、端から同様に切っていくと、だいたい大きさのそろったひと口大になります。
step
4鶏肉は、ひと口大に切ります。
鶏肉は、水洗いして水気を拭いてから調理すると、臭みが取れます。
鶏もも肉はキッチンバサミを使うと切りやすいです。
血合いや黄色い脂がある場合は、雑味が出てしまいますので、取り除くことをおすすめします。
白い筋がある場合は、取り除いておきましょう。加熱すると硬くなります。
step
5鶏肉に、鶏肉用の分量の薄力粉をまぶしつけます。
鶏肉に薄力粉をまぶしつけることで、焦げ目が付きやすく、香ばしく仕上がります。また、作り置きして時間が経った際の縮みを防ぎます。
薄力粉は練ると粘り気が出ますので、もみ込まず、鶏肉の表面にまんべんなく行き渡るように、まぶしつけましょう。
写真は直接手で薄力粉をまぶしていますが、ポリ袋に入れて行っても構いません。
step
6ここまでの手順で、鶏肉に付着しているカンピロバクターが飛散しています。食中毒を防ぐため、シンク、まな板はしっかりと洗浄し消毒しましょう。
鶏肉を洗った際にシンクに飛び散ったり、まな板に付着していますので、しっかりと洗い、消毒しましょう。消毒は熱湯を回しかけるか、手軽で確実なアルコール消毒がおすすめです。
step
7フライパンか鍋にサラダ油を薄くひき、鶏肉の皮目をできるだけ下にして並べ、ふたをせずに中火で熱します。
8人分を作る際は、4リットル以上の大鍋を使いましょう。
鶏肉は多少重なっても構いません。このあとの手順で、ほぐれていきますので、神経質にならなくてもよいです。
step
8「ジューッ……」という音がしてから、さらに6~7分ほどそのままにします。皮目に焼き色が付いたら、ひっくり返して、少し火を弱め、弱めの中火にします。
1枚目の写真のように、表面が白っぽくなるまで放置しましょう。むやみにいじると、火の通りが悪くなります。洗い物でもしておきましょう。
くっついている部分は、ヘラで切るか、箸でほぐすと良いです。この後の手順でほぐれていきますので、あまり神経質になる必要はありません。
step
9バター、手順1~3の玉ねぎ、にんじん、キャベツを加え、油を回してふたをします。この時点でバターが溶けている必要はありません。
step
10弱めの中火のまま、充分に蒸気が出るまで、12~13分ほど蒸し焼きにします。
step
11いったん全体をかき混ぜてから、薄力粉を振り入れ、粉っぽさがなくなるまで、全体をかき混ぜてなじませます。
step
12合わせ調味料の材料を加えて、全体をかき混ぜ、のばすようになじませて、弱めの中火のまま、全体が沸騰するまで3~4分ほど加熱します。
すぐに沸騰しますので、ふたはしても、しなくても、どちらでも構いません。
step
13にんじんに火が通り、竹串が刺さることが確認できたら、牛乳を加えて、かき混ぜて全体になじませます。
step
14弱めの中火のまま5~6分ほど加熱し、周りがふつふつとしてきたら、底から全体をよくかき混ぜて、全体が沸騰したら火を止めます。
ふたをして煮ても構いませんが、吹きこぼれないように注意しましょう。
味をみて、薄いようなら塩(分量外)で整えます。塩はほんの少量でとても味が濃くなりますので、少々(親指と人差し指でつまんだ量:小さじ1/8~1/6目安)を振り入れて、全体になじませてから、30秒ほど煮立てて、味をみて調整しましょう。
step
15保存の際は、
粗熱を取ってから、充分に消毒した保存容器に入れて、冷蔵庫で保存しましょう。
シチューですので、汁気が多い仕上がりです。周りを水で冷やしながら、中身が空気にふれるようにかき混ぜて急冷することで、食中毒を防止することができます。水で冷やして10~15分ほど置いておくと、粗熱が取れます。
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作り置きのコツ・ポイント
- 鶏もも肉は、1)水洗いして水気を拭き取り、2)血合いや黄色い脂を取り除き、3)筋を断ち切ってから調理すると、臭みや雑味が取り除かれ、硬く不快な舌触りもなくなります。
- 鶏肉に薄力粉をまぶしつけることで、焦げ目が付きやすく、香ばしく仕上がります。また、作り置きして時間が経った際の縮みを防ぎます。
- 薄力粉は練ると粘り気が出ますので、もみ込まず、鶏肉の表面にまんべんなく行き渡るように、まぶしつけましょう。
- 鶏肉を焼いている間は放置しましょう。むやみにいじると、火の通りが悪くなります。洗い物でもしておきましょう。
- 牛乳を加えてからは、ふたをして煮ても構いませんが、吹きこぼれないように注意しましょう。
- 味をみて、薄いようなら塩(分量外)で整えます。塩はほんの少量でとても味が濃くなりますので、少々(親指と人差し指でつまんだ量:小さじ1/8~1/6目安)を振り入れて、全体になじませてから、30秒ほど煮立てて、味をみて調整しましょう。
- 保存の際は、粗熱を取ってから、充分に消毒した保存容器に入れて、冷蔵庫で保存しましょう。
- スープですので、汁気が多い仕上がりです。周りを水で冷やしながら、中身が空気にふれるようにかき混ぜて急冷することで、食中毒を防止することができます。水で冷やして10~15分ほど置いておくと、粗熱が取れます。
アレンジのヒント
- 一緒に加えておいしい具材:お好みのきのこ類/ブロッコリー/ほうれん草(ゆで)/アスパラガス/かぶ/かぼちゃ/芽キャベツ/じゃがいも/コーン/ベーコン
- 鶏もも肉の代わりに:鮭/豚肉/えび/あさり/かき
- 溶けるチーズをたっぷりと加えても。また、いただく際に粉チーズをふりかけても。
- グラタンにも。お好みでマカロニを加え、チーズを混ぜ込んで耐熱容器に入れ、さらにチーズとパン粉をふりかけ、オーブントースターで焼き色が付くまで加熱します。
- ドリアにも。耐熱容器にサラダ油を塗ってご飯を入れ、チーズをかけてからシチューをかけ、さらにチーズとパン粉をふりかけ、オーブントースターで焼き色が付くまで加熱します。お好みでカレー粉を加えても。
- シチューと同量のコンソメスープ、ご飯とともに鍋に入れ、リゾットとしても。味は塩で整えます。
- オムレツやオムライスにかけても。
- トーストにも。食パンに溶けるチーズとともにかけてトーストします。
おすすめ食材、ツール
愛用品のキッチンバサミです。皮やスジ付き、調理済みの肉、骨付きの魚、ヌルヌルのイカも、皮ごと滑ることなくスパッと切れます。カーブがあるので、まな板、バットやお皿に乗っているままの食材も切りやすく、また、野菜などはこれでスパスパ切っています。錆びないのも嬉しいですね。使い方のコツは、大きく刃を開いて一気に切ることです。面白いように切れます。紙を切ったり、刃先だけで切るのは不得意ですので、完全に調理用専用バサミとして使用しています。
コンソメは顆粒タイプが味の調整がしやすく、いちいちあの銀紙をむかずに済みますのでストレスフリーです。おなじみ味の素のコンソメを使用していますが、最近、初回開封時の中の封が開けやすくなり、ますますストレスフリーになりました。amazonではスーパーでの販売サイズの倍量サイズが安価に入手できます。
私のお気に入り、赤穂の天塩です。以前、スーパーで特価していたのでたまたま購入し、おにぎりや焼き魚に使ってみると、後味で甘み・旨味があり、それ以来ファンになり、あらゆる料理に使っています。特に、味付けがシンプルな料理に使う際には、とても頼りになります。
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