調味料は控えめですが、にんじんそのものの甘さを引き出した、さっぱりとした味わいです。
時間が経つほどおいしい作り置きメニューとして活躍します。
レシピについて
にんじんを千切りにし、調味料で和えて出来上がりです。アレンジ集もご紹介します。
材料
- にんじん 中2本(1本150~200g前後×2本)
- ■ドレッシング
- 酢 大さじ4(60ml)
- オリーブオイル 大さじ2(30ml)
- 砂糖 小さじ1
- 塩 小さじ1/4
- こしょう(粗挽き、粉末、どちらでも構いません) 小さじ1/4
- にんじん 中4本(1本150~200g前後×4本)
- ■ドレッシング
- 酢 大さじ8(120ml)
- オリーブオイル 大さじ4(60ml)
- 砂糖 小さじ2
- 塩 小さじ1/2
- こしょう(粗挽き、粉末、どちらでも構いません) 小さじ1/2
作り方
step
1にんじんは洗い、キッチンペーパーや乾いた清潔な布巾で、水気をよく拭き取ります。
このレシピは、加熱する工程がありません。水気は雑菌繁殖の元となり、保存の大敵ですので、しっかりと拭き取っておきましょう。
step
2千切り用スライサーなどで、皮ごと千切りにしてボウルに入れます。
8人分以上など、大量になると、千切りにするだけで大変です。手伝ってもらったり、時間を作って休憩をしながら、無理をしないように仕込みましょう。無理をするとトラウマになるぐらい疲れます。
半調理として、千切りにした状態で保存容器に入れ、冷蔵庫で一晩ほど置いてから次の手順を進めると、にんじんの余分な水分が抜け、より味が馴染みます。
step
3ドレッシングの材料を全て加え、よく混ぜ合わせます。
調味料がダマにならないように振り入れ、全体をほぐすようにしながら、ボウルの底から混ぜ合わせるとよいです。
全体がしんなりとするまで、しっかりと混ぜ合わせましょう。
8人分の場合は、手でもむように混ぜ込んだほうが、手早くなじみます。
step
4保存の際は、
充分に消毒した保存容器に入れて、冷蔵庫で保存しましょう。
ゴムベラを使うと、無駄なく移し替えられます。
できたてでもおいしいですが、冷蔵庫に30分ほど置くと、より味が馴染み、さらにおいしくいただけます。
冷えるとオリーブオイルが固まることがありますが、品質には問題ありません。室温にしばらく置いておくと溶けます。
アレンジ集
粒マスタード
ドレッシングに、粒マスタード小さじ2~4を加えます。その際、塩と黒こしょうは、あれば同量のクレイジーソルトと置き換えると、より風味が合います。
レモン果汁
酢の半量を、レモン果汁に置き換えます。さらに爽やかな口当たりに仕上がります。
オレンジ
酢と砂糖を、酢と同量のオレンジを絞った汁に置き換えます。フルーティーで香りよくいただけます。一緒にお好みの量のレーズンを加え、いただく際にローストして砕いたアーモンドをまぶすと、特に良く合います。
りんご酢
酢は、りんご酢に置き換えてもおいしいです。こちらも、ドライフルーツ、ナッツ類、そして粒マスタードが良く合います。
野菜
玉ねぎのみじん切りかすりおろし1/4~1/2個分、細切りにしたパプリカ(こちらは包丁での細切りでOK)、りんごの薄切りが合います。にんじんとともに、ドレッシングで和えてマリネします。いただく際には、パセリも合いますが、もし手に入れば、生フェンネルが味も見た目にも美味しかったです。
穀類・豆類
炊いた大麦や玄米、ゆでたひよこ豆、ミックスビーンズも合います。にんじんとともに、ドレッシングで和えてマリネします。特に大麦や玄米は、にんじんから出たスープをよく含み、とてもおいしくなります。
ドライフルーツ
ミックスドライフルーツはもちろん、単独なら、レーズン、オレンジピールが特に良く合います。にんじんとともに、ドレッシングで和えてマリネします。パンやお菓子作りなどで余ったものが活用できますよ。
ナッツ
いただく際に、お好みの量(4人分20~40g目安)のナッツを混ぜ合わせます。ミックスナッツはもちろん、単独なら、くるみ、アーモンド、松の実が特に良く合いますので、こちらも、パンやお菓子作り、中華料理の食材などで余ったものが活用できます。ナッツは無塩のもので、もし生ならフライパンやオーブントースターなどでローストし、砕いてからいただきましょう。松の実はそのままの大きさでも構いませんが、砕くと、よりいっそう香りが出ます。
チーズ
いただく際に、お好みの量のチーズやサワークリームを添えます。チーズは、クリームチーズ、カッテージチーズが良く合います。サワークリームなら1人分小さじ1~2、クリームチーズならダイス型に切って1人分20g~40g、カッテージチーズなら1人分大さじ1~2目安です。混ぜながらいただきましょう。
アボカド
酸っぱすぎた、飽きた、という場合は、ぜひアボカドを加えてくださいませ。4人分で1個、またはたっぷりと2個でも構いません。全量つぶしても良いですし、半量角切り+半量つぶしたものでもOKです。とてもまろやかになってコクが出て、美味しくいただけますよ。ただし、あらかじめアボカドを和えて作り置きにすると、3日ほどするとアボカドが変色しますので、その点はご留意くださいませ。
作り置きのコツ・ポイント
- にんじんを洗った際、水気は雑菌繁殖の元となり、保存の大敵ですので、しっかりと拭き取っておきましょう。
- 出来立てよりも、翌日以降のほうが、より味がなじんで、おいしくいただけます。
- 8人分以上など、大量になると、カットするだけで大変です。手伝ってもらったり、時間を作って休憩をしながら、無理をしないように仕込みましょう。無理をするとトラウマになるぐらい疲れます。
- 保存容器は充分に消毒して使いましょう。
- できたてでもおいしいですが、冷蔵庫に30分ほど置くと、より味が馴染み、さらにおいしくいただけます。
アレンジのヒント
- サンドイッチの具材に:+クリームチーズ/レタス
- ヨーグルトに添えても。
- お弁当に詰める際は、水気を切って、他のおかずが冷めてから詰めましょう。
ひとこと
今回は、デリの定番、キャロット・ラペのレシピをご紹介しました。
甘酸っぱくフルーティーな味わい、明るい色合いですので、付け合わせに添えると食卓が華やぎます。
そのままサラダやワンプレートなどの付け合わせなどにどうぞ。
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おすすめ食材、ツール
愛用品です。きゅうり、にんじん、しょうがなどの千切りが、速攻で美しく出来るスライサーです。セラミック製ですので、錆びずに、まるごと漂白消毒できるのでありがたいです。
オリーブオイルは一周回って味の素さんのを使っています。指定農園しぼりで、国内充填なので安心・安全です。近所のスーパーで安価に購入できるのもうれしい点です。
このオリーブオイルと塩ひとつまみで、たいがいのものは、おいしくいただけます。ありがたい限りです。
内堀醸造の米酢は、酸味が強すぎず、まろやかで、優しいのにコクがある味ですので、口当たりがやわらかく、酢が苦手な方でも食べやすいと思います。酢の物、ドレッシングや煮物などにも、たっぷり使っても尖った味にならず、とてもまろやかな仕上がりとなります。